ドラマ カルテット

前に偶然1話だけ観て以来、ずっと気になっていたドラマ「カルテット」。3日くらいかけて一気に全話を視聴した。離婚した男、音楽一家のはぐれ者、父の死に里帰りしない女、戸籍を買った女、という四人が一つ屋根の下で共に暮らし、新しい家族のカタチを見つける物語だ。

以前、韓国の友人に現代日本社会を知るにはこのドラマをみるとよい、と無責任にもすすめたことがあった。その思惑は、血の繋がりに運命を見出す韓国と、血縁関係にない者がいかにして家族になれるか、を問う日本という対比であった。今回それを確かめることができた。

友情とも愛情とも違う。「好き」な者同士の気の置けない、信頼に満ちた関係。もう学生でもないのに、学生の青春のような雰囲気にうらやましく思った。彼らの「青春」は学生のそれのようにいつか終わるのだろうか。それともずっと続いていくのだろうか。

それにしても満島ひかりってこんなに魅力的な役者さんだったんだなぁ。